この石何石??木曽石編

 弊社が山から採掘している山石の木曽石と美濃石

初めて見学に来られる方はどっちがどっち??と何度も

聞かれます。安心してください。

何度でもお答えします!(笑)覚えていただけるなら喜んで

今回はブログにて木曽石の見分け方についてご紹介します。

 

木曽石は専門用語のところで花崗閃緑紋岩(かこうせんりょくはんがん)という種類で中身は花崗岩に似た長石やカリ長石なとが含まれており花崗岩より硬く割ったりする加工には向いていない石といえます。しかし左の画像の様に、肌面がゴツゴツとした凸凹面が特徴があります。そして山水や雨風による風化で大きな岩だったものが割れて一面真っ直ぐな面があるのが特徴で、まんまるな石はなかなか珍しい形になります。

面があるなら諏訪鉄平石に様に薄っぺらい木曽石を・・・

とお問い合わせもありますが。

諏訪鉄平と木曽石では生成されてる成分が違うので

その形をキープできる形というものがあります。

諏訪鉄平は薄さに特化してますが逆に厚みのある形でのキープができない種類になります。

木曽石も稀に薄めの出てきますが、基本は全体の大きさと厚みは比例してる感じが多いです。

 

山から採掘するので、よく紹介の時にいうのが、畑の中の

お芋だと言ってます。どんな形のものが埋まってるか出してみないとわからない。のが正解で一切無加工の石材なのです。

ある程度均等に埋蔵はされてはいるのですが、場所によっては全然良い形の石がないこともあり、しかしその中ででも採掘選別をしてお客さんの希望に添えるようにしております。

 

故に様々な形の石があるからこそ種類によっても値段が違うのです。

出てくる割合が多い乱石→ゴロタ→野面→延段→角石・沓脱→大平板→景石と価格も違ってきます。

景石に至っては、本当に人それぞれの感覚だったりもするので正直単価は時価が多いです。

その形の石が次いつ出てくるかわからないですし。まさに大自然が作る世界に1点物だからこそですね。

 

有名な場所といえば、先ほど加工に向いていないて言いましたが切って磨いて使う事は可能で、

東京都庁の前の園名石(看板)2つは木曽石でできてます。きれいに磨かれて石の外と中の色の違いがはっきりしていて

かっこいい園名石になってます。後は東山動植物園内のコアラ舎の川が流れている場所の石と旧ゴリラ舎の真ん中の石が

木曽石でした。話ではゴリラは1tのものを持ち上げてし前から1t以上の石を使いたいとの要望があったらしいです。

ゴリラすごっ・・・。

他にも関東方面の公園や霊園、水族館など様々な場所で使われていて。(公表不可の場所もあったり・・。)

もしかしたら皆様の身近ににも木曽石が使われているかもしれませんね。

 

木曽石のサイズは15cmから巨石まで用途も様々です。

庭石と聞くと昔の古い家に大きな石がドーンとあったりするイメージですが、間違ってないです。(笑)

今は大きな石ドーンより、ほかの石と組み合わせて門柱にしたり。花壇にしたり。玄関までのアプローチにしたり

庭先のスツール(長椅子)として使ったりするお客様もいらっしゃいます。

 

石ってかっこいいよね!木曽石いいな!って思われた方

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