この石何石?美濃石編

さて、弊社が山から採掘している石2つ目美濃石になります。もともと美濃山石と呼ばれていましたが、いつもの間にか美濃石となりました。ちなみに最初にこの石を取扱い始めたのは弊社の初代社長です。

 

美濃石は専門用語で濃飛流紋岩(のうひりゅうもんがん)

と言われ岐阜県の7割を占めている石になりますが採掘場所によって名前変わり販売されています。偽物とかじゃないですよ~。何が違う?といわれたら品質的にはほぼ同じで採掘場所と名前が違うだけ、と思って大丈夫だと思います。

成分としては二酸化ケイ素をが含まれますが、

溶結凝灰岩(ようけつぎょうかいがん)と言ってわかりやすく言うならば

火砕流が堆積し固まったものです。故に外は風化して画像のよに茶色だったり黒っぽいのですが、中身は青みが強い灰色といったイメージです。

木曽石の中身に比べて長石のサイズもとても細やかです。

木曽石同様割ったりする加工には不向きで割るとバラバラになりやすい石ですが、割るまではかなり固いです。

が、切削て磨くと中身の青みが増して綺麗な石となりエントランスや家の前のちょっとした小物として飾るとまたかっこいいです!

これだけ外の皮と中身の色が違う石は珍しいと思います。

 

有名な場所では、あまり名前が出せないのですが、感づいて下さい(笑)千葉の有名なランドの海の方や某東京野球チームキャラクターハウスなどがあります。そしてコロナ前ぐらいから美濃石の良さが広がり需要が増え人気の商品になってます。

ちょっと前からイギリスの石積みで使う薄めの石を使うもので美濃石の延段がサイズ薄さが近いという点や、外の皮があまりゴツゴツしてないスタイリッシュなところから使いやすい石として個人宅を施工される業者様によく使われるようになったり。

山石特有のまっすくぐ平らな面を持つ事大きな石の強度などの強味を使って大規模な石積み(石垣)を作られる事も多くなりました。確かにイングリッシュガーデンにも日本の庭にも様々な場所になじむので、

今の時代から無加工でも加工しても人気の出る石材の一つじゃないかなと感じます。